夏が終わっても

何十回目の広告番組 

黄色に光って慌ただしい 

まちがっても消さずにいて

夜は溺れてしまうから 

布団の中でもがいている 

夜はだんだんと濁って

月は二番目になってゆく

潰した缶は微かに反射して

今年が終わる   あと32.5%

コピーアンドペーストを繰り返して

無茶苦茶な長文を君に贈る

この言葉はきみにだけじゃない

よわい部分にかぶりついて

夏が終わったら逢えますか

返事なんてしなくていいよ

もっとあたしを傷つけてね